やまとしか | mellow diary

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相変わらず訳の分からないこと言ってます

$mellow diary-オオヤマレンゲ

火曜日にふたたび弥山-八経ヶ岳に登ってきた

先月に登ったところなのに
親父から「八経ヶ岳行かへんか?」と誘われた
理由はオオヤマレンゲという花の開花時期だからだ

先月は新緑がきれいだったけれど
バイケイソウもオオヤマレンゲもまだ咲かない時期で
シャクナゲには遅い時期だった

前回よりも少し早めの朝8時に登山口に到着すると
前回には5台ほどしか無かった駐車スペースには
すでに30台ほどの車
登山口より少し離れた場所にしかとめる事が出来なかった
平日だというのに登山者の多さ
皆親父よりも歳のいった人ばかりだった

今回も親父と別に友人夫婦が同行した
ところが登り始めて30分ほどしたところで友人の奥さんの足が止まる
このルートは登山口から1時間は急な登りが続く
行きの車中でも体調を悪くした彼女に急登が追い討ちをかけた
負けん気の強い彼女が下山を判断したので
これはよっぽどしんどいのだなと思い
2人を置いて父親と先に行く事にした

いったん下山してはもう次に登って来れないだろうと思った

その後親父と2人で調子良く登り
弥山山頂に着いた
オオヤマレンゲは弥山山頂から30分ほど進んだ八経ヶ岳の山頂付近に自生している
その辺りは保護区域としてフェンスで囲いオオヤマレンゲを守ってある
鹿の被害から守ってある

登山道から見る山の様子は背丈以上の高い木々と
地面にコケが生えている以外は目立った植物が無く
整備された公園のように奇麗で
鬱蒼とした草木は生えていない

鹿よけのフェンスに囲まれた区域を見なければ気づかないのだが
フェンスの中は登山道が無ければ分け入って歩くのも困難な程
草や背の低い木々が生えていて見通しも悪い
まるで別世界のようにフェンスの外には草木が無いのは
全て鹿が食べるからだ

実は全国的に鹿の増加が植物の生態系を壊すと問題視されていて
今や害獣とされているほどらしい

猟師の減少やオオカミの絶滅とか理由はいろいろあるみたいだけれど
ただ美しいと思って見ている自然も様々な問題をはらんでいる
親父は30年ほど前にも弥山に幾度か登っていて
その時とはまるで様子が変わってしまったと言っていた

わずかに残ったオオヤマレンゲを観賞したあと
また弥山山頂に戻った

すると知った顔が昼食をとっている
リタイアしたはずの友人夫婦がそこにいた

聞くと下山せずに別れた場所で30分ほど休憩をとったら
体調が戻ったのでまた登りだしたという事だった

まさか登ってくると思っていなかったので嬉しかった
それにしてもたいしたものだ


今回は下山時間も前回より1時間ほど早く
自分としては身体は疲労したが気持ちの余裕をもてた登山だった
早く下りた事だし帰りに温泉に立ち寄ることにした

登山のあとの温泉は最高やね